転機は人生は付きもの。仕事をしばらく続けていると、部署や役職がが変わって勤務地が変わったり、会社が移ったりと、引っ越しの機会に出会うことがあるかと思います。
「そろそろ家を買おうかな」と考え始めたころに、そんな転機ってあるんですよね。
転勤で知らない土地に赴任することに?!でも、何から始めればいいんだろう?
今回はそんな場面で困らないよう、新居を構えることを決めてから住んでいたマンションの売却、家探しまでの流れについて、実例を交えながらご紹介します。
目次
サラリーマンの宿命?転勤の内示
入社して十数年。子供は小中学生3人。マンションも購入し、順風満帆といったところで県外へ転勤の内示。
泣いて嫌がる年頃のお姉ちゃんを説得し、一家で引っ越しを決意。
「今度は一軒家に住んでみよう!」を合言葉に、家探しをスタートします。
とりあえず、越した先で住むところが必要になります。とにかく早く決めて段取りをしていくことになります。
多少小さくても、少し古さがあっても、立地を重視して仮住まいを探します。狭いし、不便だし、となると家族から不満の声が出ることも。「一軒家へはいつ引っ越すの?」と急かされ、より一層意気込んで新居を探します。
住んでいたマンション売却!頭金の確保
片道切符と言われ、出戻ることがないと分かったら、元の住まいを処分する必要があります。賃貸物件なら手軽に出られますが、分譲マンションだとそうはいきません。
それに、次の住宅購入に向けた重要な資金源にもなります。
「このタイプの物件は少ないので、すぐ売れると思う」という不動産屋さんの言葉に期待するも、そう上手くいくはずもなく、寂しく過ぎていく月日……。売出し金額の見直しを迫られることも。
数ヶ月が過ぎたころ、ようやく購入希望者ありとの連絡が!少し金額を下げて調整し、妥結します。
売れるタイミングに大きく影響する売り出し金額は悩みどころ。不動産屋さんをうまく味方につけて進めたいところです。
とにかく動く!一軒家購入に向けて行ったこと
希望する地域で土地や建売物件がないか、日々ネットでチェック。
加えて、
- 完成見学会への参加、モデルルームの見学
- 家の買い方無料相談のようなセミナーへ参加
- 造成地の看板に記載してある不動産会社へ電話
など、並行していくつかの活動を行います。
仕事の間に電話し、土日にアポをとって話を聞くといったことを数ヶ月くらい続けることになりヘトヘトに疲れてしまうこともあります。しかしながら、会って話を聞いたり、現地を見たりするとネットでは分からない情報が得られるものです。
「昔は田んぼだった」
「ここは道路を作る計画がある」
「ここまでは下水道だが、こっちは浄化槽」
といった情報を集めつつ、より希望に近い物件を選り分けていきます。しばらくこうして動いていれば、だいたいの相場観もついてきます。
現地訪問や不動産屋さんとのやり取りは旦那さん、ネットでの情報収集は奥さん、数ある現地確認の機会でたまには子どもと一緒に!と家族それぞれに役割を分担し、楽しみながらもベストな選択を目指してがんばりたいところです。
まとめ
最近では、物件の情報はすぐネットで公開されます。不動産屋さんに行くネットに掲載されない情報がたくさんある、ということはありません。
ただ、色んな人に会って話を聞くと、昔話を教えてくれますし、どんな条件で探しているのか?に答えていくと自分の考えが整理できたりします。
ネットを情報網として活用しながら、気になった物件については現地に赴き、五感をつかって住み心地を見極める。いつの時代も変わらない地道な活動ですが、あまり多くは経験できないこの機会をいい思い出にしましょう!