マイホームの購入はとても大きな買い物であるため、予算や間取り、立地などを慎重に決めなければいけません。
今回は、そんな家づくりにおいてありがちな失敗例についてご紹介します。
今後、注文住宅を建てるプランがある人は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
目次
家づくりで失敗しがちなこと
夢のマイホームを建てる際には「あんな家にしたい」と誰もが理想を抱きますが、いざ入居すると生活しにくいと感じるといったケースも聞かれます。
家は一生の買い物となるため、できる限り失敗はしたくないものです。
実際に、家を建ててから後悔している人も多いため、間取りは慎重に考えなければいけません。
では、家づくりをする上で多くの人々が失敗しがちなこととは何でしょうか?
ここでは、間取りの失敗例についてご紹介します。
寝室に音が響く
寝室の上や隣を子ども部屋または浴室にすると部屋に音が響くため、居心地が悪いと感じる人が多いです。
マンションやアパートなどの賃貸物件で問題になりがちな騒音トラブルですが、間取り次第では戸建て住宅にも起こり得ます。
寝室は寝る場所であるため、1日の疲れを癒すためにもリラックスできる空間にしたいと考える人は多いはずです。
しかし、間取りを失敗すると落ち着けるような空間ではなくなってしまうため注意しなければいけません。
特に、小さな子どもがいる家庭は寝室と子ども部屋を離れた位置に設置するのがおすすめです。
収納スペースの不足
暮らしを快適なものにするために欠かせないのが収納スペースです。
十分な収納スペースがなければものが部屋に散乱してしまうため、家を建てる際にはどこにどれくらい収納スペースを設けるかしっかりと考えなければいけません。
実際に、戸建て住宅を建てる上で圧倒的に多い失敗は収納に関することです。
今後家族が増える可能性や、仕事や趣味に使うものが増える可能性があると考えておけば、あらかじめ収納を多めに設けられます。
ただ、収納スペースが多ければ良いからと言って、使いやすいかどうか考えていないとスペースの無駄遣いになる恐れがあります。
場合によっては部屋が散らかって見える可能性もあるため、収納スペースを設ける際は慎重に検討してください。
キッチンの生活感が丸見え
キッチンは家の中で一番生活感が出てしまうため、リビングや玄関、寝室など、どれだけ他のスペースのデザインにこだわっていても、生活感が丸見えのキッチンがあれば残念な家になってしまいます。
キッチンの間取り次第では、家の内装全体のバランスを崩してしまうかもしれません。
また、食べ終わった食器や調味料などがキッチンの外側から見えると、生活感がにじみ出てしまいます。
流行りのオープンキッチンに憧れる人も多いですが、生活感が出ることを心配するのであればリビングから見えないような間取りにするのがおすすめです。
コンセントが届かない
実際に入居してからコンセントの設置位置を後悔しているといった話をよく耳にします。
様々な家電用品を使用する上で必ず使用すると言っても過言ではなく、常に私たちの生活に直結しています。
家を建てる際は、どの部屋で何にコンセントを使うかあらかじめ考えておくのが望ましいです。
基本的に低い位置に設置しますが、用途も考えずに全て同じ位置に設置していると、後からコンセントが届かないといった問題も発生します。
その場合、延長コードを使用しなければいけなくなるため、家を建てる際は用途を考えながらコンセントを設置しましょう。
窓の数やサイズ
窓があると光や風が入り込むため、部屋を明るく見せたい人や風通しを良くしたいという人は部屋にいくつか窓を設けます。
窓の個数やサイズによって部屋の印象・雰囲気は大きく変わるため、家づくりをする際は窓について考えておきましょう。
窓は部屋に開放感を与える効果もあるため、あまりにも少なすぎると部屋に圧迫感が生まれてしまうかもしれません。
また、窓が少ないと風通りが悪くなってしまうため、カビやダニが発生しやすい環境になる恐れがあります。
外部からの環境音が気になる
家づくりで失敗しないためにも間取りは慎重に考えなければいけませんが、その他にも気を付けなければいけないことがあります。
それは立地条件です。
私たちが家の中で生活する上で、住人が発生させる生活音と外部からの環境音という2つの音が存在しています。
生活音はお互いに注意していれば問題ありませんが、環境音はどうすることもできないため、どのような立地に家を建てるかよく調べておかなければいけません。
車の騒音や電車の騒音、近隣住民が発する音など、想定できる環境音を調べておくのがおすすめです。
家づくりを成功させるためのコツ
マイホームの購入は長い人生の中で一番と言ってもいいほど大きな買い物であるため、あとから後悔するようなことは避けたいものです。
では、どうすれば家づくりを成功させられるのでしょうか?
生活動線・家事動線を意識する
快適に過ごせるような環境を作るためには、生活動線や家事動線を踏まえた上で間取りを考えるのがおすすめです。
日常生活の中で行き来することが多い場所であれば、無駄な動きをしないような間取りを組み立てる必要があります。
スムーズに生活するためにも、それぞれの家庭に合った最適な生活動線や家事動線を作りましょう。
優先順位を決める
家を建てる際は、予算を踏まえた上で優先順位を決めておけばあとから後悔するようなことはありません。
注文住宅は自由度が高いため、どうしても希望条件が多くなってしまうはずです。
あらかじめ要望の優先順位を家族と話し合っておけばスムーズに進みます。
また、優先順位を決めておくことによって本当に必要な条件が明確になるため、コスト削減にもつながります。
家族での暮らしを具体的に想像する
人それぞれライフスタイルは異なるため、その家に住む家族によって生活しやすい間取りであるかどうかは変わります。
家を建てる前に、家族での暮らしをより具体的に想像して、何が必要か、どのような間取りが良いかイメージしておきましょう。
時間をかけてこだわる
快適な暮らしを求めるのであれば、じっくりと時間をかけて家づくりをしていきましょう。
流行りやその時の気分で決めるのではなく、時間をかけてこだわることで失敗を防げます。
家族でよく話し合って検討するようにしてください。
まとめ
今回は、家づくりにおいてありがちな失敗例や、家づくりを成功させるためのコツについてご紹介しました。
注文住宅は自由度が高い分、自ら決めなければいけないことも多いため、一つひとつを慎重に判断しなければいけません。
家づくりを成功させたい人は、今回ご紹介した失敗例を踏まえた上で検討してみてください。