田舎でも諦めないで!おすすめの土地活用方法5選

田舎

マンションやアパートなどの賃貸経営、駐車場など土地活用には様々な種類と方法があります。
種類や方法を考える前に、土地活用をするとなれば立地も重要です。
田舎の場合、都会と比べて入居者や利用者が決まりにくいというデメリットがあります。
では、田舎の土地を所有している場合はどうすればいいのでしょうか?
今回の記事では、田舎の土地でも活用できるおすすめの方法についてご紹介していきます。
田舎の土地を所有している方や、土地活用方法に悩んでいる方はぜひ目を通してみてください。

田舎の土地活用は難しい…

田舎

田舎で土地活用をするとなれば、集客という点で頭を悩ませる方が多いでしょう。
この他にも「地形」や「規制のあり・なし」が関係しており、田舎での土地活用は難しいと言われています。
田舎の場合は土地も広く、これまでに建物を建てたことがないという土地も少なくありません。
そのため、多額の整地費用や造形費用がかかるというケースがあります。

平地に見える土地でもくぼみや丘があるケースも多く、活用するには造形が必要になることもあるでしょう。
また、規制があってそもそも土地活用ができない土地や、規制がなくても活用が難しい土地が存在します。
例えば、最寄り駅まで車で1時間もかかる場所であったり、住んでいる人が少ない土地であったりする場合も土地活用が難しくなります。

田舎で土地活用をするならどんな方法がおすすめ?

田舎

難しいと言われる田舎での土地活用は、どのような方法で行えばいいのでしょうか?
土地活用の方法は色々ありますが、代表的な方法は5つあります。
以下の項目で1つずつご紹介していきましょう。

アパートを経営する

1つ目は、アパート経営です。
入居者が確保できるという環境であれば、集合住宅を建ててアパート経営をするのも良いでしょう。

アパート経営の場合、設定する賃料や部屋数によって利益が変わります。
条件が揃っていて入居者が確保できれば、長期的に安定した収益を得られるでしょう。
しかし、建物が建っていない場合は、建設に多額の費用がかかります。
建物が建っているとしても、賃貸として利用するための修繕や整備などが必要になるため、初期費用がかかることは避けられないと言えます。
また、需要のない土地の場合は、どんなに設備が良くて綺麗な建物を建てても、入居者は確保できません。
地域性によって、はじめからアパート経営が向いていないという土地もあるので頭に入れておきましょう。
住んでいる人がある程度いなければ成立しない方法であるため、そもそも人が住んでいない地域には向いていません。

コインパーキングを経営する

2つ目は、コインパーキングの経営です。
活用したい土地が国道に面していたり、主要な道路が近くにあったりする場合は、コインパーキングの経営がおすすめできます。

コインパーキングは初期費用が安く、需要があればあるほど利益が大きくなります。
時間貸しや月極など、設備によって初期費用が変わってきますが、他の土地活用の方法と比べても費用を抑えることが可能です。
コインパーキングの経営をする場合は、観光地や短時間の利用が多い場所では時間貸し、生活需要やビジネス利用が多い場所であれば、月極スタイルがおすすめです。

戸建て賃貸住宅として貸し出す

賃貸経営にはアパートやマンションなどの集合住宅以外にも、戸建ての住宅を賃貸利用する方法もあります。
戸建て住宅の場合はファミリーからの需要を獲得しやすく、長期間の利用が多いです。

そのため、入れ替えの激しいアパートやマンションに比べて、利益減少も少なくなります。
また、集合住宅と比べて建築する際の費用を抑えられる点がメリット言えます。
需要がなければ自分で住むこともできるので、リスクも少ないでしょう。
しかし、収益の面で考えるとアパート経営の方が高くなります。
戸建て住宅の家賃が10万円、アパートの家賃を5万とします。
この場合、個々で考えれば戸建て住宅の利益が高くなりますが、アパートの戸数が10戸だとすれば最大利益は50万となります。
条件によってはアパートの利益が高く、収益を追求するのであれば集合住宅がおすすめです。

土地自体を貸す

3つ目は、土地自体を貸し出して、賃料を収入として得る方法です。
事業用として企業に土地を貸し出す方法が挙げられますが、企業が活用したいと思う土地でなければ活用してもらえるとは限りません。
貸し出しに出す土地は、国道などの大きな道路に面していたり、交通量の多い地域であったりすれば借り手がつきやすくなります。
借り手がつけば必ず利益を得ることはできますが、土地の条件や企業が提示してくる金額次第で想像していたよりも利益が出ないというケースもあるので注意してください。

老人ホームや介護施設を経営する

4つ目は、老人ホームや介護施設などのサービス付き高齢者向け住宅の経営です。
日本では少子高齢化が進んでおり、老人ホームや介護施設の需要が高まっています。
また、建設するための補助金制度なども用意されており、新築の場合は最大135万円、リフォームの場合は最大180万円の補助金を受けることが可能です。
補助金については以下の通りです。

【高齢者向け住宅】
新築 補助金 限度額
床面積30㎡以上 1/10 135万円/戸
床面積25㎡以上 1/10 120万円/戸
床面積25㎡未満 1/10 90万円/戸

リフォーム 補助率 限度額
改修 1/3 180万円/戸

【高齢者生活支援施設】
新築 補助率 限度額
地域交流施設など 1/10 1000万円/施設
介護関連施設など 1/3 1000万円/施設

リフォーム 補助率 限度額
改修 1/3 1000万円/施設

これらの補助金制度を利用することで、費用を抑えることができるでしょう。
しかし、大規模な建物を建てれば億単位の費用がかかることや、オーナー業の知識や経験が必要になるということを頭に入れておいてください。

まとめ

ここまで、田舎の土地でも活用できるおすすめの方法についてご紹介してきました。
田舎の土地を活用するのであれば、まずはその土地に需要があるのかを見極めましょう。
需要があるのであれば、地域に合った活用方法を考え、ないのであれば売却するのがおすすめです。
土地活用の方法に悩んでいる方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。