平屋の魅力は、移動がしやすく開放的なことです。
そんな平屋に憧れて、家を建てたいと考える人も最近は増えてきています。
しかし、ローコストで平屋を建てる場合は間取りに悩んでしまう人が多いです。
そこで今回は、ローコストで平屋を建てたい方向けにおすすめの間取りをご紹介します。
ローコストで小さな平屋を建てたいと考えている人はぜひ参考にしてみてください。
目次
小さな平屋におすすめの間取りとは?
小さな平屋を建てる際、どのような間取りにすると快適に暮らしやすいのでしょうか?
ライフスタイルや家族構成は人それぞれのため、自分の家庭に合う間取りを作成することが大切です。
小さな平屋でもライフスタイルや家族構成を重視することで、暮らしやすさを追求したシンプルな間取りを実現できます。
2~3人暮らしなら1LDK、2LDKでも充分快適に暮らせますし、3~4人暮らしなら2LDK~3LDKは確保した方が良いでしょう。
今後家族が増えるかもしれない場合は、広めのスペースを後から仕切るという手段もあります。
また、一部屋増やすのは土地の形状やコスト的に難しいという場合にはロフトを設けるのも1つの方法です。
ロフトならフレキシブルな使い方ができて便利です。
このように、あらかじめ家族構成を考えて間取りを作成してみてください。
ローコストで小さい平屋を建てた事例
20坪前後の小さい平屋なら、ローコストで建てられます。
ローコストで小さい平屋を建てた事例をいくつかご紹介していきます。
自分がその家に住んだ時のことを想像しながら目を通し、参考にしてみてください。
夫婦での生活を意識した小さい平屋
1つ目に紹介するのは、夫婦での生活を意識した小さい平屋です。
20坪の2LDKの平屋で、リビングの掃き出し窓からウッドデッキへとつながっています。
16畳あるLDKの床材と腰壁にはパイン材が使用されており、ペットの猫も住みやすいようになっています。
LDKは圧迫感を出さないために照明はダウンライトを多めに取り付け、ダイニングだけペンダントライトを1つ設置しているのも特徴です。
天井の高さを変えずに狭さを感じさせたくないなら、ダウンライトを活用してみてください。
また、洗面所からパントリー、キッチンへとつながった家事動線も工夫されています。
ペットと住む場合は、腰壁を設けたり床暖房を入れたり冷たさを感じにくい床材にすることで、ペットも快適に生活できます。
平屋のガレージハウス
2つ目に紹介するのは、平屋のガレージハウスです。
広いウッドデッキからリビングの掃き出しや玄関につながっている間取りが特徴的で、採光や通風が気持ち良い空間となっています。
床材にはパイン材が採用されており、家中どこでも木の温もりを感じられます。
また、インナーガレージの外装をラップサイディングにしていることで、木とのメリハリがあるおしゃれなデザインに仕上がっているのもポイントです。
車やバイクが好きな人なら憧れる人が多いガレージですが、ローコストな平屋でもガレージハウスを建てられます。
住宅密集地のシンプルな平屋
3つ目に紹介するのは、住宅密集地のシンプルな平屋です。
夫婦とペットで暮らすための2LDKとなっており、ドックスペースやウッドデッキが設けられています。
ウッドデッキはリビングから出入りできるように設計されているので、リビングやキッチンからワンちゃんの様子を見たり触れあったりしやすいのがポイントです。
さらに、ウッドデッキから隣の家に住まう娘家族の家のテラスへと移動できるように工夫されています。
また、玄関ホールから洋室、LDK、洗面脱衣所と移動できる間取りも特徴的です。
夫婦それぞれの寝室は、スライドドアをオープンにすることで広い空間として使用できるようになっていて、臨機応変に個室を使えます。
住宅密集地でも、その土地の形状を活かして間取りを作成することで快適な家作りができます。
ロフトがあるモダンな平屋
4つ目に紹介するのは、ロフトがあるモダンな平屋です。
19坪の平屋で、夫婦2人で暮らすなら十分な広さがあります。
そこにロフトが設けられ、子どもができた時でも快適に暮らせるように工夫されています。
平屋にロフトを設けた場合、圧迫感や狭さを感じやすくなってしまいがちですが、勾配天井にしていることで広い空間を印象付けられます。
また、寝室とWCLを1枚の仕切りで分けることにより、無駄なスペースを省いています。
外観はモダンなデザインとなっていますが、内装は木の温もりを感じられるシンプルで落ち着くデザインです。
ロフトがある平屋を検討している人は、このように天井の高さを高くする・勾配天井にするなどして工夫してみてください。
老後生活を考えたバリアフリーな平屋
5つ目に紹介するのは、老後生活を考えたバリアフリーな平屋です。
寝室を1つにまとめ、洗面脱衣所とトイレが一緒になった1LDKの間取りとなっています。
廊下からリビング、寝室からリビングへと移動できるよう、動線が工夫されています。
老後に老人ホームなどの施設に入らずに自宅で暮らすことを考えるのであれば、このようにあらかじめバリアフリーな平屋に設計しておくことが大切です。
老後にバリアフリーな間取りにリフォームすることも可能ですが、リフォーム費用がかかったり構造上部分的にリフォームできなかったりするケースがあります。
そのため、あらかじめトイレ・廊下・寝室を広めにしておくのが得策です。
段差を極力なくす・玄関にスロープを設ける・移動しやすいように回廊できるようにするなど工夫できることはたくさんあります。
まとめ
20坪前後の小さい平屋であれば、ローコストで建てられます。
間取りで失敗しないためには、家族構成やライフスタイルをしっかりと考えることが大切です。
子どもやペットの有無で間取りは大きく変わるからです。
夫婦2人での生活なら、20坪でも充分快適な生活ができます。
ガレージやロフト、バリアフリーなどの機能性も考慮しながら、家族のライフスタイルに合う間取りを作成してみてください。
小さな平屋でもライフスタイルや家族構成を重視することで、暮らしやすさを追求したシンプルな間取りを実現できるでしょう。