モダンなインテリアを取り入れてワンランク上のくらしを実現!

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インダストリアルやフレンチカントリー、北欧系など、インテリアのテイストは様々で、時代によって流行もありますが、モダンインテリアのような不易なテイストも存在します。
しかし、多くの人の支持を得るモダンインテリアとはどんなものなのか、よくわからないという人も少なくないでしょう。
今回はモダンインテリアについて、取り入れ方のポイントなどを解説します。

モダンなインテリアってどんなもの?

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モダンなインテリアとはどんなテイストなのでしょうか?
その定義やポイントをみていきましょう。

モダンインテリアとは?

そもそも「モダン」とはどんな意味なのでしょうか?
言葉の意味としては“現代的な”“今風でおしゃれな”と訳され、インテリアのテイストとしては“洗練された都会的なもの”を指します。
インテリアテイストとして登場したのは1900年前後と古く、スチールパイプやガラスといった当時の金属加工技術の向上を反映した硬質的なデザインが特徴でした。
無駄なものを省き、非日常的な美しさを追求したスタイルは今も変わらずに受け継がれています。

モダンなインテリアと呼ばれるためのポイント

インテリアをモダンテイストにする場合、押さえておくべきポイントがいくつかあります。
まずは素材の質感です。
モダンインテリアは金属やガラスといった硬質で光沢のある素材が基本となります。
あわせて直線基調のデザインを選ぶと間違いないでしょう。
家具の表材としてはレザーがマストですが、どうしても布地にしたい場合はなるべく目の詰まった生地を選ぶとなじみやすいです。
モダンインテリアはアイテム一つひとつの主張が強いので、他のアイテムとのバランスを見ながら選ぶことをおすすめします。

色味を意識することが重要なポイントになる

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モダンインテリアの基本カラーは黒、グレー、白といったモノトーンが一般的です。
黒を基調とした場合は大人っぽく引き締まった印象に、グレーを基調とした場合は上品な印象に、白を基調とした場合は明るく清潔感のある印象になります。
色味をモノトーンだけで構成してももちろん構いませんが、赤や青、黄色などのポイントカラーを使うとより洗練された印象を与えることができます。
ただし、使いすぎると逆効果なので注意しましょう。
割合の目安としては天井・壁・床を含めた全体の10%以下に抑えるときれいにまとまります。

素材やフォルムも意識してインテリアを選ぼう

部屋

直線を基調とした、硬質で光沢のある素材を使うのがモダンインテリアの基本ですが、具体的な家具選びではどのようなポイントをみればいいのでしょう?
モダンインテリアでは“開放的な空間”も大切なポイントとされています。
そのため、圧迫感を与えにくい床から高さのあるものや、脚の細い家具を選ぶといいでしょう。
また、直線的なデザインの中にポイントとして曲線的なデザインを加えたり、木材などの天然素材を加えたりするのもおすすめです。
天然素材を加える時はなじみやすいように暗めの色を選ぶようにしましょう。

どのようなスタイルがあるかも知っておこう

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長い歴史を持つモダンインテリアは時代の流れとともに少しずつ変化し、新たなテイストを生んできました。
今、注目を集める様々なモダンインテリアのテイストをご紹介しましょう。

ナチュラルモダン

硬質的で光沢のあるテイストが特徴のモダンインテリアですが、そこから派生した「ナチュラルモダン」は、天然素材を多用し、ベージュ寄りの白を基調とした温かみがありながらもすっきりとしたテイストが特徴です。
定番のレザーもキャメルなどを選ぶことで全体的に明るく開放的な印象になりますが、ポイントに黒や濃いグレーを入れることで無機質さを残すと引き締まります。

スタイリッシュモダン

「スタイリッシュモダン」とは、モダンインテリアの特徴である直線基調はそのままに、カラフルな色やパターン柄を合わせるというスタイルです。
目を引く色遣いや洗練された柄の配置がおしゃれですが、センスが問われる難しいテイストでもあります。
色や柄を多用してしまうとゴチャついた印象を与えてしまうので、2色までに抑えて落ち着きのあるインテリアを意識しましょう。

シンプルモダン

モダンインテリアとはもともと、無駄を省いたデザインを基本としたシンプルなテイストですが、黒・グレー・白といったモノトーンをメインとしたコーディネートをすることでよりシンプルさが増す「シンプルモダン」が完成します。
高級感や重厚感なら黒、上品さや洗練さならグレー、清潔感や開放感なら白をメインカラーとするときれいにまとまります。

シックモダン

前述の「シンプルモダン」のうち、黒をメインとしたコーディネートから派生したのが「シックモダン」です。
黒や濃いグレーを多用し、大人っぽい高級感と重厚感を生み出します。
ホテルのような生活感のないインテリアが特徴で、黒やグレーの他に黒っぽい青や黒っぽい緑といった落ち着きのある色を使うことで単調にならずにおしゃれに仕上がります。

アーバンモダン

白を使わず、黒・グレー・ダークブラウンだけで構成するスタイルの「アーバンモダン」はより都会的なモダンスタイルです。
黒とグレーのモノトーンにダークブラウンが加わることで全体的に落ち着いた印象になり、ファブリックを多用してもカジュアルにならず、上品でラグジュアリーな仕上がりになります。

北欧モダン

「シックモダン」や「アーバンモダン」とは逆に、白や明るいグレーを基調とした「北欧モダン」は、北欧スタイルの居心地の良さを取り入れつつもシャープさを残したスタイルです。
モノトーン以外に北欧らしさのある色や柄を取り入れることでセンスの良い仕上がりになります。
モダンテイストを強めたい時は黒をポイント使いにすると引き締まってかっこいい印象を作れます。

まとめ

今回はモダンインテリアについて、取り入れ方のポイントをご紹介しました。
多くのテイストがある中で、シンプルで清潔感のあるモダンインテリアは長く支持を得てきました。
時代の流れに逆らうことなく、その時々の流行を柔軟に取り入れるその懐の深さがモダンインテリアの最大の魅力といえるかもしれません。
高級ホテルのような生活感のない「シックモダン」から程よい生活感がありリラックスできる「ナチュラルモダン」までバリエーション豊かなモダンインテリアをぜひ、自宅のコーディネートに取り入れてみてください。