住宅ローンは何歳までなら利用できる?年齢制限と借入期間の目安を知ろう!

住宅ローン

住宅ローンは、長期にわたり返済していくことになります。
融資を受けた時の年齢によっては定年退職を迎えた後も返済が続く場合もあり、これはお金を回収したい融資側にとってもリスクです。
リスクを減らすために、ローン審査では申し込んだ人の年齢も重要な基準としています。
住宅ローンは何歳までであれば利用できるのでしょうか?
今回は住宅や土地の購入を考えている方が知っておきたい、住宅ローンの年齢制限や借入期間の目安をご紹介します。

住宅ローンを借りる際の年齢制限

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住宅ローンの申請ができる年齢は金融機関によって異なりますが、一般的には借入の時点で65~70歳未満、完済時で75~80歳未満が目安です。
定年退職を迎えている方も80歳になる前に完済できるのであれば、金融機関も融資はしてくれます。
例えば65歳で融資を受けた場合、年齢制限の80歳未満で完済するには15年以内に返済しなければなりません。
年齢が高いほど返済期限も短く設定しなければならず、毎月に支払う金額も大きくなってしまうので注意が必要です。
定年退職の後は年金や退職金が、老後の重要な資産となります。
その資産が少なくなると生活に余裕がなくなり、充実したシニアライフを送れなくなってしまいます。
老後はできるだけ負担をかけたくない場合は、早いうちに住宅購入を検討すると良いでしょう。
また、どの年齢でも住宅ローンを借りる時は、後の生活のことも考えて完済までの計画をしっかり立てておくようにしてください。

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金融機関は年齢以外も考慮して審査している!

住宅ローン

住宅ローンの審査では年収や年齢以外にも、職業や健康状態なども見ています。
金融機関は返済を約束に融資しているので、滞りなく返済してくれる人物かどうかを様々な項目からチェックしているのです。
相手がどんな仕事をしているか把握できれば、収入に安定性があるか確信が持てます。
また、健康状態が悪いと治療にお金がかかるだけではなく、場合によっては休職や退職が必要となり、収入を確保できなくなるリスクもあります。
収入面や健康状態を踏まえると高齢の方より若い方のほうが審査では有利でしょう。
しかし、ある程度年齢が高くても、他の項目で問題がなければ審査は無事に通ります。
年齢的に有利な若い人でも年齢以外の項目で問題があり、金融機関がリスクだと感じれば審査は落とされてしまいます。
年齢も重要な項目ではありますが、それが全てではないことを頭に置いておきましょう。

年代別住宅ローン借入期間の目安

住宅ローン

住宅ローンを利用する場合、借入時の年齢と返済期間を加味した上でライフプランの計画が必要です。
プランを計画していくためには、おおよその借入期間を把握しておくことが大事です。
ここからは年代別に借入期間の目安をご紹介しましょう。

20代の場合

最近は20代のうちに家を建てたい人やマンションを買って住みたいという人も多く、住宅ローンを利用する若い世代は珍しくありません。
35年の住宅ローンを20代のうちに組む場合、完済する時の年齢は55~65歳です。
65歳が定年の年齢だとすれば退職前に返済が終わるので、退職金や年金は老後の生活に当てられます。
若い年代なので子どもがいなかったり、まだ小さかったりする家庭が多いでしょう。
教育費は工夫次第で負担を軽減できる年代であるため、返済をしながら教育費や老後の資産の貯蓄に専念していきましょう。

30代の場合

30代は家庭を持つ人が増え、仕事も安定してくる年代なので、そろそろ家を買おうと考える人も多いです。
30代で35年の住宅ローンを組んだ場合、完済する時の年齢は65~74歳となります。
借入のタイミングによっては、定年退職後も返済が必要です。
公的年金で生活が始まる時期までに完済したいのであれば、借入期間を34年以下に設定することも検討してみましょう。
その分、毎月の返済額の負担が増えるため、将来の支出の準備もしながら計画的に返済をしていくことが大事です。

40代の場合

40代になるとある程度貯金に余裕ができ、住宅購入を前向きに考えやすくなります。
ただし40代で35年の住宅ローンを組む場合、完済する時の年齢は75歳を超える可能性が高いです。
定年退職を迎えた後も返済が続いてしまうので、しっかり準備しておくことが大事です。
また、金融機関によっては完済時の年齢制限により45歳以上の人は35年のローンを利用できない場合もあり、借入期間を短くしなければならないケースもあります。
定年するまでに完済したい場合は15~24年の借入期間を設定し、融資を受ける方法もあります。
借入期間が短くなればなるほど、1度の返済の負担が大きくなることを頭に入れておきましょう。
住宅購入のための蓄えがあれば、頭金を増やして借入額を少なくする方法もあります。
借入額が少なくなれば短い借入期間の設定でも、返済の負担を軽減できます。

50代以降の場合

50代以降に住宅ローンを利用する場合、完済時の年齢上限から自分の年齢を引くことで最長借入期間を特定できます。
仮に75歳未満が完済時の年齢上限で借入時点の年齢が50歳であれば、借入期間の最長は25年です。
定年が65歳とした場合、退職後も10年間は返済が続く計算となります。
50代以降は親子リレーローンの利用もおすすめです。
親子リレーローンは1本のローンを親と子が共同で組み、返済していくプランです。
このプランでは返済後継者となる子の借入時点の年齢から借入期間の設定が可能です。
完済時の年齢制限が80歳で、親が満60歳であれば、借入期間は19年以下となります。
しかし、親子リレーローンなら子が30歳未満であれば、「80歳-31歳(1年未満は切り上げ)」で最長35年の借入期間でローンが組めます。
融資条件に同居の必要性はありませんが、親と子が同居前提や二世帯住宅を建てる場合は前向きに検討できるでしょう。

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まとめ

今回は住宅ローンが何歳まで利用できるのか、借入期間についてご紹介しました。
住宅ローンは若い方が有利である傾向はあるものの、ある程度年齢が高い方も利用できます。
ただし、金融機関によって年齢上限が異なるので、申請前によく確認してください。
また、収入や職業、健康状態などに問題があれば年齢に関わらず、審査に落とされることも覚えておいてください。
将来のこともよく考え、資金計画はしっかり立てた上で住宅ローンを上手に活用していきましょう。