今まで使っていた自宅の駐車場に空きが出て、「他人への貸し出しを検討している」という方も多いのではないでしょうか?
自宅の駐車場を貸し出すことで、空いているスペースを活用できます。
しかし、自宅はプライベートな場所であるため、貸し出しをする際にトラブルがないか気になるところです。
安全に駐車場の貸し出しをするなら、シェアリングサービスの利用をおすすめします。
今回の記事では、自宅の駐車場を貸し出す際に起こり得るトラブルやそれらの対処法、シェアリングサービスのサポート内容についてご紹介していきます。
「自宅の駐車場の活用方法で悩んでいる」「安全に駐車場を貸し出したい」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
自宅の駐車場を他人に貸す3つの方法
自宅の駐車場を貸し出す場合、「1. 個人間」「2. 不動産」「3. シェアリングサービス」の3つから、貸し出し方法を選択する必要があります。
メリットやデメリットについて把握し、自分に合った方法で貸し出しをしましょう。
それぞれの詳細は以下の通りです。
個人間で貸し出す
1つ目の方法は、個人間で自宅の駐車場を貸し出す方法です。
仲介業者やシェアリングサービスを利用せずに、個人同士でやり取りをすることになります。
第三者を通した場合は手数料や広告費が発生するため、手元に入ってくるお金も少なくなります。
しかし、個人間で貸し出しをすれば、手数料や広告費はかかりません。
すべての利益を受け取ることできるという点は、個人間で貸し出しをする最大のメリットと言えます。
一方で、個人の場合は集客や集金を自分でしなければいけません。
集客ができなければ利益は入ってこないため、自分で看板を設置したり、利用者を探したりする必要があります。
さらに現金支払いの場合は集金に行ったり、口座振り込みの場合は振り込まれているか確認したりする必要もあるのです。
3つの中で最も利益率が高い方法ではありますが、それだけ時間と労力がかかる方法であるということは頭に入れておいてください。
不動産会社を利用する
2つ目の方法は、不動産会社を通して駐車場を貸し出す方法です。
駐車場を貸し出す場合、最もポピュラーな方法として知られています。
不動産会社を通すメリットは、集客や集金はもちろん、草刈りや敷金精算、車庫証明などの手間がかかる業務を代行してくれるという点です。
その代わりに、中間マージンや仲介手数料として賃料の5~10%が取られることになります。
しかし、自宅駐車場の場合、不動産会社が取り扱ってくれないケースもあるようです。
ある程度の台数が停められる駐車場なら対応してくれますが、1・2台しか停められないような戸建て住宅の駐車場は対応してくれない可能性が高いです。
不動産会社を利用したいと思っても利用できない場合があるので、その点は頭に入れておくようにしましょう。
シェアリングサービスを活用する
3つ目の方法は、シェアリングサービスを利用して駐車場を貸し出す方法です。
シェアリングサービスを利用する最大のメリットは、高い集客力と手間がかからないという点です。
貸し出したい駐車場をアプリに登録するだけで、利用者との契約や集金はサービス側が対応してくれます。
集客などの手間もなくすぐに貸し出しができますし、月極以外に時間貸しにも対応可能です。
メリットの多い方法ではありますが、手数料が高いというデメリットもあります。
高い集客力と手間がかからない点から考えれば、しょうがないことなのかもしれません。
とにかく面倒なことをやりたくないという方には、1番おすすめの方法と言えます。
駐車場を貸し出す場合の形式について
自宅の駐車場を貸し出す場合、大きく分けて2つの形式があります。
駐車場を貸し出す場合の形式は以下の通りです。
月極駐車場の特徴
1つ目の形式は「月極駐車場」です。
月極駐車場では、1ヶ月単位で契約者に駐車場を貸し出します。
契約者が決まれば長期的な契約になるので、安定して収入を得られるでしょう。
月極駐車場のメリットとして挙げられるのは、初期費用を抑えられるという点です。
駐車場内の区画分けができれば、砂利でもアスファルトでも貸し出すことができます。
契約者だけしか利用できないため、何か起きた時に連絡が取りやすいです。
初期費用を抑えたい方や、住宅街などのエリアに立地している方におすすめの形式と言えます。
コインパーキングの特徴
2つ目の形式は、「コインパーキング」です。
コインパーキングは、時間単位で利用者に駐車場を貸し出します。
月極駐車場は区画分けだけすれば貸し出しができますが、コインパーキングは精算機・ゲート・車止めなどの設備を導入しなければいけません。
そのため、月極駐車場と比べて初期費用は掛かってしまいます。
一方で、立地条件によっては収入が大きくなる可能性が高いです。
観光地や駅付近などの場合は利用者も多いので、月極駐車場よりも高い収益に期待できるでしょう。
自宅の駐車場を貸すとどんなメリットがある?
自宅の駐車場を貸し出すメリットは以下の通りです。
収益が入る
自宅の駐車場を貸し出す場合、収益を得ることができます。
貸し出し方法や形式によって得られる収益は変わってきますが、どの方法を選択しても多かれ少なかれ収益は発生するはずです。
土地を持っている場合は固定資産税を支払わなければいけないため、空き地にしておけば出費ばかりが増えてしまいます。
放置しておくのであれば、駐車場を貸し出して多少でも収益を得た方が良いでしょう。
初期費用がほとんどかからない
自宅の駐車場を月極駐車場として貸し出す場合は、ほとんど初期費用がかかりません。
区画分けをする際に費用が掛かる場合もありますが、他の土地活用と比べて初期費用は抑えられます。
シェアリングサービスを利用すれば、自宅の使っていないスペースを駐車場として貸し出しできます。
サービスへの登録も無料なので、費用をかけずに始めることができるでしょう。
スペースが狭くても土地活用ができる
駐車場の場合は、スペースが狭くても土地活用ができます。
マンションやアパート経営の場合は広い土地が必要ですが、駐車場は10坪程度あれば始めることが可能です。
自宅の空きスペースでも、10坪~15坪あれば2台分の駐車場として貸し出しできます。
しかし、スペースが狭すぎて車が停めにくいとなると、利用者が見つからない可能性も高いです。
狭いスペースで駐車場を貸し出す場合は、車が停めやすいかどうかなどを確認するように
しましょう。
防犯性が高まる
自宅はプライベートな場所であるため、駐車場として他人に貸し出す場合は防犯面が気になる方も多いでしょう。
しかし、自宅の空きスペースを駐車場として貸し出せば、逆に防犯性を高めることができるのです。
なぜ防犯性が高まるかというと、自宅に常に車が出入りしていれば、家を空けている時間が分からなくなります。
車が停まっていれば人が家にいると判断できるため、空き巣に入られる心配もなくなるでしょう。
別の土地活用を行いたい時に転用しやすい
駐車場は区画分けをするだけで始められるため、別の土地活用をしたい時に元に戻しやすいというメリットがあります。
マンションやアパート経営の場合、建物を建ててしまうと途中でやめるのは難しいです。
将来的に別の土地活用をしたいという場合でも、駐車場ならつなぎとして経営することもできます。
土地を売却する際も費用がそこまでかからないため、気軽にできる土地活用方法としておすすめできます。
自宅の駐車場を貸すと起こり得るトラブルとは?
自宅の駐車場を貸し出すメリットについてご紹介しましたが、貸し出すことで起こり得るトラブルがいくつかあります。
どんなトラブルが発生する可能性があるのか把握しておくことで、備えることができるでしょう。
ここでは、自宅の駐車場を貸し出した場合に起こり得るトラブル例についてご紹介していきます。
無断駐車・迷惑駐車
1つ目にご紹介する、自宅の駐車場を貸し出す際に起こり得るトラブルは、「無断駐車・迷惑駐車」です。
特に月極駐車場を経営する場合は、これらの対策が必須となります。
無断駐車・迷惑駐車をされた場合、契約をしている人に迷惑がかかってしまいます。
放置し続ければ契約者が解約を申し出てくる可能性もありますし、今後契約者が見つからない事態になることも考えられます。
不動産会社に駐車場の管理を任せている場合は、無断駐車・迷惑駐車をしている車のナンバーや特徴を控えて連絡を入れておきましょう。
無断駐車や迷惑駐車を事前に防ぐためにも、フェンス・塀・防犯カメラなどの対策も必要です。
シェアリングサービスを利用している場合も無断駐車・迷惑駐車をされる可能性がありますので、この場合はサポートセンターなどに連絡を入れるようにしましょう。
設備の破損
2つ目にご紹介する、自宅の駐車場を貸し出す際に起こり得るトラブルは、「設備の破損」です。
駐車場の経営をする場合、十分な駐車スペースが取れているか、車が停めやすいかなども考えなければいけません。
基本的に駐車場で発生した事故は、利用者の責任となります。
車同士の事故の場合は当事者間で話し合いをしてもらう必要がありますが、どうしても解決しないという場合は不動産会社を通すようにしましょう。
月極駐車場でのトラブルを回避するためにも、駐車場内に「駐車場で発生した事故の責任は一切負わない」という文面を記載した看板を設置するのがおすすめです。
シェアリングサービスを利用している場合は、サポート内容にトラブル対応が入っているものを選ぶのが賢明と言えます。
中には保険に入っている人しか利用できないサービスもあるため、登録をする際はよく確認するようにしてください。
利用時間のオーバー
3つ目にご紹介する、自宅の駐車場を貸し出す際に起こり得るトラブルは、「利用時間のオーバー」です。
シェアリングサービスを利用している場合、月極以外にも駐車場の時間貸しをすることができます。
1日で複数の予約が入っていると、予定時間で出庫してもらわなければ次の利用者が困ってしまいます。
利用時間をオーバーしても出庫されない場合は、サポートセンターに連絡してください。
このトラブルはシェアリングサービスだけではなく、個人で貸し出しをしている場合でも起こり得ます。
契約者以外の車に無断駐車されないためにも、フェンスを設置したり、見回りを行ったりするようにしましょう。
万が一放置自動車が発生した場合、自分で撤去することはできません。
この場合は不動産会社や警察に相談するようにしてください。
騒音トラブル
4つ目にご紹介する、自宅の駐車場を貸し出す際に起こり得るトラブルは「騒音」です。
契約者の使い方によっては、騒音トラブルになる場合もあります。
実際にあった騒音トラブルとして、「契約者が駐車場内で騒いでいる」というものがあったようです。
シェアリングサービスの場合、特定の個人を利用できないようにしたり、今後予約できないようにしたりすることはできません。
しかし、サポートセンターから注意をすることはできます。
個人間で契約をしている場合、こういった騒音トラブルにも自分で対応する必要があります。
自分で対応するのが嫌という方は、不動産会社やシェアリングサービスを利用した方が良いでしょう。
また、駐車場の経営をする場合はあらかじめ近所の人に説明しておくのもおすすめです。
ゴミの不法投棄
5つ目にご紹介する、自宅の駐車場を貸し出す際に起こり得るトラブルは「ゴミの不法投棄」です。
駐車場は無人で24時間・365日稼働しているため、ゴミを不法投棄されやすいです。
不法投棄されるゴミは空き缶やペットボトルが多く、中には家具や家電などが捨てられたケースもあります。
ゴミを不法投棄された場合、駐車場に入庫できなかったり、衛生的な問題で利用を避けられたりする可能性も考えられます。
また、ゴミの不法投棄を放置してしまえば、ネット上に悪い口コミ評判を書かれてしまう場合もあるのです。
個人で駐車場の管理をしている場合、見回りや清掃も自分で行わなければいけません。
こういった部分に時間や労力をかけたくないという方は、不動産会社に任せるのがおすすめと言えます。
駐車場代の滞納リスク
6つ目にご紹介する、自宅の駐車場を貸し出す際に起こり得るトラブルは「駐車場代の延滞リスク」です。
個人で駐車場の貸し出しを行っている場合、駐車場代の集金などは自分で行う必要があります。
お金の取り立て作業は、やはり気持ちの良いものではありません。
貸し出している人が知り合いだった場合、駐車場代の延滞が原因で人間関係が悪くなってしまう可能性も考えられます。
不動産会社やシェアリングサービスを利用すれば、集金作業を自分でする必要がなくなります。
万が一トラブルが発生した時でも対応してくれますし、駐車場を延滞された場合でも保険が降りるのでリスクも少ないです。
自宅の駐車場でトラブルが発生した場合の対処法とは?
もし、貸し出している自宅の駐車場でトラブルが発生した場合、どう対処すれば良いのでしょうか。
シェアリングサービスのサポート窓口に問い合わせる
自宅の駐車場貸し出しでトラブルが発生した場合、なるべく当事者間での解決は避けましょう。
場合によっては大きなトラブルに発展する恐れがあるためです。
もし、駐車場の貸出にシャアリングサービスを利用しているのであれば、まずは運営している会社のサポート窓口に連絡を取ることをおすすめします。
一般的に、個人経営で自宅の駐車場を貸し出している場合、何かトラブルが起きた際は自分自身での対応が必要になり、それに伴う手続きや処理もすべて対応しなければなりません。
シャアリングサービスを契約しているのであれば、24時間電話対応している会社も多く、トラブルが発生した際は間に入って対応してもらえます。
警察への連絡が必要になることも
トラブルの内容によっては、警察への連絡が必要になります。
貸し出している駐車場内で当て逃げされてしまった場合には、当て逃げに気づいた時点で警察へ連絡をしましょう。
事故に遭った際に提出が義務付けられている被害届も併せて提出しておきます。
警察へ連絡しても必ずしも事故解決につながるわけではありませんが、交通事故証明書を発行してもらうために連絡をしておかなければなりません。
また、事故後に当て逃げに気づいた加害者が警察へ出頭してくる可能性もあります。
警察と連絡を取り、被害届が出されていれば、警察から当て逃げの加害者が見つかったと早期に連絡を受けることができるでしょう。
交通事故証明書は、加入している保険の保険金請求や加害者への賠償請求の際に必要となる書類です。
加害者が見つからなかったとしても、加入者本人が保険を利用する際にも必要となる書類なので、警察へ連絡し用意しておきましょう。
トラブル発生時に貸主が責任を負わなければいけないケース
貸し出している駐車場内でトラブルや事故が発生した場合、基本的には事故を起こした当事者に責任があり、貸主側が責任を負う必要はありません。
しかし、駐車場の設備や環境によっては貸主が責任を負わなければならず、損害が出た場合賠償につながるケースもあります。
貸主に責任が発生するケースとしては次の2点が挙げられます。
【駐車場の環境が悪く問題がある場合】
利用者が安全に駐車場を利用できるように、駐車場の所有者である貸主は環境を整備しておく必要があります。
以下のようなトラブルや事故が発生しやすい駐車場の環境だった場合、貸主に責任が問われる可能性があるので注意しましょう。
・フェンスが設置されておらず、不審者が入りやすい環境だった
・駐車場内の照明が壊れていて、対向車が見えにくい
・出入り口が狭く見通しが悪い環境なのにミラー設置などの対策が取られていない
・学校近辺で子どもの侵入や飛び出しで事故が多いエリアなのに注意喚起の措置がされていない
【設備の問題が原因で事故が起きた場合】
設備が不十分であったために起きてしまった事故に対しても責任が問われるケースがあります。
具体例として以下のような事故が挙げられます。
・車止めの位置が通常より後方にあり、バックし過ぎたため壁にぶつかり車体を損傷した
・壊れたフェンスを放置していたため、車に接触し傷がついた
・駐車場内のマンホールがずれていてタイヤがはまって車体を損傷した
・老朽化した屋根の一部が崩れ落ち、車に傷がついた
・植樹されていた木が折れて落下し、利用者や車に傷を負わせた
このような場合も、利用者が安全に駐車場を使えないということで責任を負う場合があります。
貸主は安全に利用できる環境を提供する義務があるので、定期的なメンテナンス、ミラーや防犯カメラを設置するなど必要となる対策を取っておくと良いでしょう。
駐車場内でのトラブルや事故の多くは、当事者に責任があるので貸主に責任が問われるケースは少ないです。
しかし、事故や損傷の原因が駐車場の環境や設備の瑕疵にあると認められた場合、損害賠償に発展する可能性があるので注意しましょう。
各駐車場シェアリングサービスのトラブル対応・サポート内容
自宅の駐車場を貸し出す際、駐車場シェアリングサービスを利用したい方も多いでしょう。
ここでは、各駐車場シェアリングサービスのトラブル対応やサポート内容について紹介します。
特P
月に100万人以上の利用者を誇る「特P」は、手数料が駐車場売り上げの30%と業界最安ということもあり、大家さんから人気の駐車場シェアリングサービスです。
主な特徴としては次の様なものがあります。
・設備不要、更地でも利用可能
・24時間電話対応サポート
・初期費用、月々費用0円
・即開業可能、やめたい時にやめられる
・自宅の駐車場、小さな空きスペースなど気軽に貸出可能
・都合の良い時間帯だけ臨時駐車場として貸出可能
・スマホ1つで簡単に貸し出せる
初期費用なく、スマホ一台で気軽に駐車場を貸し出すことができます。
バイクが一台置けるほどの小さいスペースであっても、駐車場シェアリングサービスを利用できるので、空いたスペースを有効活用できるでしょう。
通勤で使わない時間帯だけ貸し出す、臨時駐車場として近くでイベントがある日だけ貸し出すといった利用も可能です。
急に予定が入って貸し出している駐車場を利用することになっても、スマホからワンタッチで駐車場をお休みにできるので安心して利用できます。
次に、トラブルが発生した際の対応についても紹介しましょう。
・自宅の駐車場を貸し出していて家のものが壊された
損傷個所の写真を撮って、特Pのサポート番号へ連絡しましょう。
特P駐車場の利用者すべての方が、館員登録をしているので、自宅駐車場で事故があった場合、利用者の特定が可能です。
また、利用者は対物保険への加入が条件となっている点も安心できるポイントです。
・駐車場内での事故・破損
・時間外の車両駐車
・予約なしの駐車
上記の様なケースも、駐車されている車のナンバーや損傷個所を撮影し特Pへ連絡して対応を待ちます。
akippa
続いて紹介するのは、累計登録者数320万人を超える集客力と安心サポートで評判の「akippa」です。
akippaのおもな特徴として以下のようなものが挙げられます。
・業界初の駐車場シェア専用保険の導入
・看板、車止めなど設備投資が不要
・累計会員数320万人以上、常時35,000件以上予約可能な駐車場を掲載
・登録、掲載料無料
・24時間電話対応サポート
・都合の良い時間帯だけ臨時駐車場として貸出可能
akippaも初期費用なく、空いたスペースをすぐに駐車場として貸し出し可能なサービスです。
24時間365日電話対応のサポート体制があり、駐車場シェア専用保険に加入している点はakippaの最も大きな魅力の1つと言えるでしょう。
駐車場シェア専用保険は、駐車場内で発生した物損、傷害を補償し、貸主側が損害賠償を負う場合に必要となる賠償金等も補償してくれる保険です。
トラブルが発生した際の対応も紹介しましょう。
・駐車場内で破損などが起きた
損傷がわかる部分を写真に撮り、akippaへ連絡します。
akippaユーザーには自動車保険の加入が義務付けられており、基本的にakippaユーザーの自動車保険を使い賠償します。
・駐車場内での事故やトラブル
・時間外の車両駐車
・予約なしの駐車
上記の様なケースも、駐車されている車のナンバーを撮影してakippaへ連絡して対応を待ちます。
タイムズのB
タイムズのBは、駐車場やカーシェアリングで有名なタイムズが提供する駐車場シェアリングサービスです。
タイムズのBの特徴は以下のようなものが挙げられます。
・最短1日で開始できる
・設備投資不要
・初期費用、月々費用0円
・都合の良い時間帯だけ臨時駐車場として貸出可能
・書類準備不要
・24時間トラブル対応
・契約期間の制約なし
・Webから簡単登録
・自宅の駐車場、小さな空きスペースなど気軽に貸出可能
タイムズのBでも手軽に駐車場のシェアリングサービスを開始できます。
タイムズ駐車場の実績があり、パーク24グループが運営、専用の24時間対応のコールセンターを設けています。
貸し出す駐車場を全国のタイムズクラブ会員へのメルマガ、Web上でアピールできる点は魅力的でしょう。
以下、トラブル対応についても紹介します。
・予約がない車両が駐車している
予約状況をマイページより確認し、登録がない車両が駐車されている場合は電話連絡し、会員による誤駐車かどうかの確認を取ります。
もし、一般車両による不正駐車の場合は、用意されている不正駐車用POPを貸主側で車両のワイパーに挟んで対応します。
・急な予定が入り、既に予約が入っている駐車場をキャンセルしたい
基本的に予約が入ってしまった駐車場に関してはキャンセルすることができません。
やむを得ない事情がある場合、3000円をキャンセル料として支払うことになります。
・利用可能時間を過ぎているのに車が駐車され続けている
車両番号を控え、電話連絡します。
タイムズのBで予約状況、利用客の確認を行います。
軒先パーキング
続いて紹介するのは、社会問題の解決として空きスペースの活用を手掛ける軒先パーキングです。
軒先パーキングの特徴は以下のようなものが挙げられます。
・初期費用不要
・都合の良い時間帯だけ臨時駐車場として貸出可能
・支払いはオンライン決済なので不払い・支払い遅延なし
・Web登録、書面での登録可能
・NAVITIME、JAFなど多くの企業と提携しており、登録した駐車場への集客が可能
・利用者は軒先パーキングの会員、対物保険に加入している
初期費用が掛からず、空きスペースをそのまま貸し出すことが可能です。
利用があった場合のみシステム料金として駐車場料金の売上の38.5%(税込)を手数料として支払います。
Webから簡単に利用登録できますが、書面での申し込みも可能です。
登録が面倒な方は書類にて申込書を記入し、軒先パーキングに登録代行を依頼できます。
以下、トラブル対応についての紹介です。
・利用可能時間を過ぎているのに車が駐車され続けている
まずは、利用者または軒先パーキングへ連絡しましょう。
軒先パーキングで利用状況の確認を行います。
利用者の連絡先はマイページの予約確認から調べることができます。
・既に予約が入っている駐車場をキャンセルしたい
原則として貸し出しの取り消しは受け付けていません。
どうしても取り消しが必要な場合にはキャンセル料が発生します。
・貸し出しを一時的に中止しなくてはならなくなった
登録しているパーキングに予約が入っていない場合、いつでも貸し出しを中止できます。
マイページのカレンダーの設定画面から貸出日の解除を行います。
自宅の駐車場を貸す場合に注意したいこと
自宅の空きスペースを駐車場として貸し出すには、初期費用も掛からず、メリットも多いですが、注意しておかなければならない点もあります。
より満足した駐車場経営を行うために注意したいポイントを5つ紹介します。
手入れを行う必要がある
自宅の空きスペースを貸し出す場合、手入れを行う必要があります。
土地の整地作業だけではなく、利用者が満足して使用できるよう定期的な清掃や除草作業などメンテナンス作業も大切になってくるでしょう。
本当にニーズがあるのか確認しておく
貸し出す駐車場にニーズがあるのか把握しておくことは重要です。
利用客が見込めない場合、収益につながらないからです。
そのエリアにどういった需要があるのか調べ、短時間利用が求められているのか、長期での月極契約に需要があるのかなどそれに適した経営を始める必要があるでしょう。
貸した人が空き巣に入るリスクもある
自宅の駐車場を貸し出した場合、利用者が出入りする分、人の目が多くなり防犯につながるとも言えるでしょう。
しかし、長期不在にしている、この時間帯は不在の傾向が高いとわかれば、貸し出した人が空き巣に入ってしまう可能性が高まるので注意が必要です。
自分が利用したい時に予約が入る
シェアリングサービスを利用している場合、駐車場を使う日を把握していないと自分が利用したい日に予約が入り使えないケースもあります。
予約がない場合は設定変更できますが、既に予約が入っている場合基本的にはキャンセルできないので注意しましょう。
複数社から見積もりをとる
駐車場経営をするにあたって、複数の会社から見積もりを取ることも重要です。
依頼する業者によっては収益率も変わってきます。
契約内容や手数料など複数社から相見積もりを取り、比較して信頼できる会社を選択しましょう。
複数の見積もりを比較することでおおよその相場も見えてきます。
今回、自宅の駐車場を貸し出した際に起こりうるトラブルや対処法、シェアリングサービスについて紹介しました。
自宅の駐車場貸し出しは、賃貸物件と比較して、初期費用も抑えられ、比較的手軽に不動産経営ができると人気を集めています。
中でも駐車場シェアリングサービスは、コストも手間も掛からず、トラブルが発生した際も運営会社に間に入ってもらえるので安心して駐車場経営ができることでしょう。
バイク1台分のスペースから開始できるので、空きスペースの活用に悩まれる方はぜひこの記事を参考に自宅の駐車場の貸し出しを検討してみてください。